中京テレビ「あさドレ」もちもちデニッシュ
中日新聞「愛知県立守山高校へのマーケティング授業（通年）」
北海道文化放送テレビ「みんテレ」カレーパン世界記録
中京テレビ「カミング」限定焼きそばパン
雑誌「理念と経営」パンのトラの戦略
わたしたちがつくっているものは、いつでもふつうに買えるもの。
あたりまえにある、あたりまえのもの。
わたしたちは、とがりません。
赤ちゃんにも、子どもにも大人にも、
おじいちゃんにも、おばあちゃんにも、
みんなによろこんでほしいから。
わたしたちは、あきらめません。
たくさんのひとに受け入れられる商売はつまらないなんて、
ぜんぜん信じていないから。
だからこそ。
常識を疑い、失敗を繰り返し、それでもまた挑戦すること。
個人の力に頼るのではなく、誰もが失敗しない環境を整えること。
前例を真似るのではなく、わたしたちの正解を見つけること。
そうして見つけた正解を、新しい「あたりまえ」に育てること。
足を運んでくれる、いつも支えてくれる、ここで働いてくれる、
あなたのために。
きょうも、あしたも、そのさきも。
わたしたちは、あたりまえの特別をつくっています。
みんなの笑顔の秘訣は、社長の方針にあります。
「自分がされて嫌なことは、みんなにもやらない。
自分がされて嬉しいことは、どんどんやっていく」
そんな会社です。
「スタッフがいきいきしてないとお客様に見透かされてしまうんですよね」
と社長。
目指しているのは、用がなくても立ち寄りたくなる雑貨屋さんのようなお店。
そのためには、まずお店の内側からよくしていかなければと思っています。
スタッフが輝いて、いきいきしながら働ける環境づくりを目指しました。
お店づくりの原点は社長が修業時代に感じた「疑問」。
下積みって必要なんだろうか。
なぜ、自分の仕事を胸を張って言えないだろう。
なんで、人は人をいじめるんだろうか等…。
パンのトラのオープン後は、これらのことに真っ正面から取り組みいろいろな試みをしました。その成果はどうかというと…
この1枚の笑顔に現れているような気がします。
社長の下積み時代、
自分の仕事に負い目を感じている人を見てきました。
海外では胸を張って仕事をしているのに
胸を張れなくなるのはどうしてなんだろう。
忙しい反面、満足いかない収入だと
人はどんどん屈折してしまう。
それでは、さみしいと思いました。
当社では働いた分の対価に見合うように
給料体系を設定。
未経験スタートの方でも月給22万8000円～。
年齢関係なく、この額。
能力、経験がある方の場合、労働の対価として
上積みしていくこともあります。
もちろん、残業代は別途支給しています。
2年目で年収404万円、8年目で600万円のスタッフもいます。
がんばりは賞与で、しっかり還元。
普段の頑張りも、ちゃんと見ています。
メンバーが趣味のカメラを活かしてホームページ用の写真120点以上を撮影してくれた時は臨時ボーナスや、
オープンなどの際は「大入袋」を手渡しています。
社員、アルバイトに関わらず額は1000円～20万円。
みんなの利益は、みんなに還元するというのが基本です。
先の話になりますが10年後は現在活躍中のスタッフに今よりも、もっといい給料を支給したい。
そのために出店をしていきます。
お店をつくって、ポストをつくってスタッフの生活を良くしていく。
そんな思いがなければ1店舗だけで終わっていたかもしれません。
たとえば食パンは1日120斤。カレーパンは平日350～400個、休日になると600個ほど売れるお店。
クリームパン、あんパン類から、惣菜パンまで全部店内でイチからつくっています。
そのため仕事は各部門、分業制。大きく分けて工程は5つ。
［A］小麦粉などの材料を混ぜて生地をつくる「ミキサー」
［B］できあがった生地をわけていく「分割」
［C］分割されたものを形にしていく「成形」
［D］そして、成形されたものを窯で焼きあげる「焼き」
［E］焼き上がったものを「陳列・販売」するまでが基本的なお仕事になります。
他、クリームやあんこを大鍋でつくる「クッカー」の仕事が入ってきます。
一般的には、下積みを何年も重ねてから実務に入っていきますが、
パンのトラでは、やりたい仕事からできます。
一度やってみて、適性を見てその仕事をそのまま続けていくのか、
配置転換をするのか決めていきます。
得意分野を活かして働くことでみんなで足りないところを補って、
バランスの良い完璧なチームになっていければと思います。
一緒に働くスタッフ同士、
一緒に戦ってくれる仲間だからこそ誠意を持って、優しく、時に厳しく接しましょう。
これは社員の心得としてオフィシャルなルールとなりつつあります。
キャリアのない新人さんに対して教育の一貫として厳しくしていくのは大切ですが、いじめるというのは少し違います。
ふだんはいい人でも忙しくなると、人が変わることもあります。
そんな時にこのルールを思い出して仕事に取り組んで頂きたいと思います。
当社の歴史は、未経験の方を輝かせてきた歴史。
今後も、人の成長は会社の成長につながるという考えの下、
新人さんの育成を大切にしていきたいと思います。
キャリアを重ねていくと、パンの製造がだんだんきつくなってくることもあります。
気力で乗り切るという方法もありますが当社では新しい道を考えています。
工場で機械での仕事をして頂いたり、
相談役として若手の指導にあたって頂くなど様々な道を検討しています。
そして「終身雇用制」。
自分の会社、自分のお店という意識でなければ、いい仕事はできません。
当社では終身雇用を約束することでオーナーシップを持って
仕事に取り組んで頂けたらと思います。
そのためには、まずは新店舗を成功させて会社の基盤を
より強固なものにしていく必要があります。
